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枝葉から考えない。いつも心に『ブランディング』を。

頭のなかでマインドマップ

今夜は急ぎの案件『ポスター制作』に取り組むべく、デスクに向かいました。

あの案件、このクライアント、自分の生活タスク…あれこれをとっちらかった思考を、目の前の『ポスターデザイン』に集中させるのはなかなか難しい。

そんなときは、お風呂に入りながら考えをまとめていきます。

(お風呂は身体が勝手に動いてくれて、脳みそを考えることだけに使えるから良いんですよね。エアロバイクとか散歩もおすすめ。)

 

販促物を作ろう!としたとき、ついつい「コピー、どうしよう」「ビジュアルの写真はどれにしよう」などと思ってしまいがち。

でも、それじゃあ難しいのです。

次に考えてしまうのが「ターゲットは誰?」ですね。これも間違ってはいないんですが、もし根幹のブランディングができていない場合、ここの判断を間違ってしまう危険性があります。

 

今回のポスターはイベント告知です。そのイベントを行うことで

『誰に、どんな価値を』与えられるのか。

誰に、というのはターゲットとも言えますが、まずはそこを適当に設定するのではなくて、イベントの趣旨と、内容が誰を幸せにするのかから考えます。

どんな人だったら、開催を喜び、駆けつけてくれるのか。

その人が、仲間を誘って行きたくなるような特別な価値は何か。

もしここで「誰にも喜ばれない」んだとしたら、それは企画自体が間違っています(そんなこと滅多にないでしょうけど 笑)

(イベントを企画する段階からブランディングをしている場合は、この逆向きからの検討はしません。今回は与えられた案件ですので、イベントありきで考えています。)

 

すると「あー、こんな人は絶対飛びつくイベントだよな」「こういう人にこそ来てもらいたい」ということが見えてきます。

それから、どんどんその姿を具体的にしていきます。

「40〜50代くらいのお金と時間にある程度余裕のある男女。○○が好きで、そのためならどこまでも行く。□□も好きだから、この組み合わせは至上のはず…」みたいに想像していくと、ターゲットの姿がはっきりとしてきます。

 

次に、与える価値については、イベント内容ということになるでしょう。それを

『ちゃんと届く言葉で』伝えられているか。

そこが問題になってきます。ターゲットの心にズバッと刺さる、わかりやすい言葉。

これを考えるときも、ただ格好良いとかお洒落とか、自己満足に陥らないように注意します。

基本は届けたいターゲットがはっきりと理解できる言葉を使い、端的に表現すること。

よくありがちなのが、イベントタイトルをバーンと大きく書くだけで、他には何もないポスター…イベント名も英語だったり。

おしゃれだけど、それだけでは「見た瞬間に何があるのかわからない、ピンとこない」んですね。

 

まず、イベントの趣旨、目標、ターゲットの好み、言いそうな言葉、思い付くままに出していきます。余裕があれば、紙に書いたりして。

頭のなかでマインドマップ

連想ゲーム方式でどんどんアイディアを出していく

そこからこれは、というものをいくつか選び、短い文章にしていきます。

お店独自の言い回し、ブランドキャッチコピーなんかも意識して…

そうやって出した言葉を各必要パーツ類の素材と組み合わせた時、一番映えるように配置する。

これで、大体のレイアウトができます。

 

あとはバランスだったり色だったりの試行錯誤ですが、

何を、誰に伝えたいかがわかっていると、ブレません。

いろいろいじっていてキャッチコピーの文字が小さくなった→ターゲットに合わない!とか、気付くことができます。

結果、何も考えずに素材やパーツをバシバシ貼り付けていってみたらデザインがひどいことに…などということもなく、速やかにレイアウトを終えることができます(笑)

  • ターゲットがパッと見てわかる?
  • わくわく期待できたり、悩みを解決してくれたりなどの『価値のある』ものになっている?
  • 文字の大きさは?写真はターゲットに合ってる?
  • 色合いは?配置は?

それらをよく見てみましょう!

こうして作った販促物は、前よりも良くなっているはず。

作る前に、販促物で告知したいことのブランディングを考える。

これが大切。ぜひ試してみてくださいね。

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